アンネの日記

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

増補新訂版 アンネの日記 (文春文庫)

小川洋子さんが 書評やエッセイなどで、よく、『アンネの日記』について、触れられていて、一度は ちゃんと読んでみようと思い読み始めた。
はじめのうちは、こまっしゃくれた子供のようだったアンネに好感が持てず、このままだとキツイな…と思いながら読んでいたが だんだん、成長していくにしたがって、好感が持てるようになって来た。
ただ、母親や一緒に暮らしている人たちに対する批判的な言葉が多く、最初、生き残ったアンネの父が その部分を削除したのは仕方ないと思えた。
だが、読みすすめるうちに、だんだん、読んでいるのがつらくなって来た。
結局、アンネが日記で 不自由な生活の中にも、希望を見出して生きているけれど、最期を知ってしまっている身としては…