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快晴。
「うだるような暑さ」という言葉は陳腐かもしれないけれど、まさに、うだるような暑さ。
他に言いようが無い。
あまりに暑いので、風呂場に避難。
残り湯(ほとんど水)に浸かり、水牛のように、河馬のように、ワニのように、過ごす。
今年も、両生類のように夏を乗り切ろう。
- 作者: 久世光彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/01
- メディア: 文庫
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暑さの中、石炭をストーブに くべたりするシーンは、うんざりするけれど、残り湯に浸かりながら、風呂から上がって、汗を かきながら、ひといきに読み切ってしまった。
大乱歩が愛すべきダメ人間として、作家という業を持った男として描かれている。
乱歩の作品もだけど、乱歩自身に すごく興味が湧いて来た。