快晴。
「うだるような暑さ」という言葉は陳腐かもしれないけれど、まさに、うだるような暑さ。
他に言いようが無い。
あまりに暑いので、風呂場に避難。
残り湯(ほとんど水)に浸かり、水牛のように、河馬のように、ワニのように、過ごす。
今年も、両生類のように夏を乗り切ろう。



一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)

一九三四年冬―乱歩 (新潮文庫)



暑さの中、石炭をストーブに くべたりするシーンは、うんざりするけれど、残り湯に浸かりながら、風呂から上がって、汗を かきながら、ひといきに読み切ってしまった。
大乱歩が愛すべきダメ人間として、作家という業を持った男として描かれている。
乱歩の作品もだけど、乱歩自身に すごく興味が湧いて来た。