読書ざんまいの日々は続く。
ねじまき鳥クロニクル』の2部と3部を 一日かけて読む。
掃除をして、買い物に行って、ごはんを作り、珈琲をいれ 本を読む。
ここのところ、TVも ほとんど見ず、何か日常の用事をしていない時は ほぼ、読み続けの読書ざんまい。
うれしいけれど、ちょっと後ろめたいような気持ちがするのは なぜだろう。


気付いたら、半分の月が出ていた。


ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編

猫が消えたことは、始まりに過ぎなかった。謎の女はその奇妙な暗い部屋から、僕に向かって電話をかけつづける。「私の名前を見つけてちょうだい」。加納クレタは耐えがたい痛みに満ちた人生から、無痛の薄明をくぐり抜け、新しい名前を持った自己へと向かう。名前、名前、名前。名づけられようのないものが名前を求め、名前のあるものが空白の中にこぼれ落ちていく。そして僕が不思議な井戸の底で見いだしたものは…。


ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉―鳥刺し男編

猫が消えたことは、始まりに過ぎなかった。謎の女はその奇妙な暗い部屋から、僕に向かって電話をかけつづける。「私の名前を見つけてちょうだい」。加納クレタは耐えがたい痛みに満ちた人生から、無痛の薄明をくぐり抜け、新しい名前を持った自己へと向かう。名前、名前、名前。名づけられようのないものが名前を求め、名前のあるものが空白の中にこぼれ落ちていく。そして僕が不思議な井戸の底で見いだしたものは…。