職場で ちょっとした事件がある。
一緒に働いている人間の陰湿さを思い知る。
上に立つ人の心の無さを知る。
もう、ここに私がいるのも長くないと思う。


帰宅して、残り物の春巻きとご飯を食べる。
ニラ玉と肉じゃがを つまみつつ、瓶ビール1本飲みながら『ゆきの山荘の惨劇―猫探偵正太郎登場』を一気に読む。
猫ものミステリーとして、正太郎シリーズは たくさん出ているらしいので、次も読みたい。


ゆきの山荘の惨劇―猫探偵正太郎登場 (角川文庫)

ゆきの山荘の惨劇―猫探偵正太郎登場 (角川文庫)

オレの同居人、作家の桜川ひとみは、山奥の「柚木野山荘」で開かれる結婚式に招待された。そして、無理矢理連れてこられたオレ(しかも一服盛られて!)。山荘で待っていたのは幼なじみのサスケと美猫トマシーナとの出会い、しかしそれだけではなかった。オレは次第に怪しげな雰囲気に飲み込まれていく。新郎・白石へ脅迫状が舞い込み、土砂崩れで山荘は孤立、そしてとうとう最初の犠牲者が…。毒死、転落死、相次ぐ死は事故か殺人か?猫探偵正太郎が活躍するシリーズ第一弾。本格ミステリー。