昨日の加古川行きから電車の中で読みすすめていた『恐竜レッドの生き方』を読み終える。
恐竜好きには こたえられないおもしろさ。
ついつい、ページをめくる手が早くなってしまう、けど、早く読み終えたくない、そんな気持ちになる。
擬人化されすぎず、かといって、説明的すぎず、白亜紀の風景が まるで、見てきたかのように描かれていて、なんとも、楽しい。
読み終えると、3本のカギ爪を持つ赤いラインが鼻筋に通ったユタラプトルのファンになってしまう。


恐竜レッドの生き方 (新潮文庫)

恐竜レッドの生き方 (新潮文庫)

白亜紀、北米ユタ州。一頭の恐竜が悲しみに沈んでいた。彼女は狩りで、つがったばかりの夫を失ったのだ。高度の知能を持ち、体系だった社会生活を営むラプトルたちは、ひとりでは暮せない。自己の遺伝子を残すために、より良い伴侶を捜さなければ…。恐竜は絶滅しなかった、鳥に姿を変えたのだと主張する著者が、最先端の学説と大胆な想像力で再現する、太古のラブストーリー。