なにわ大阪食べものがたり

なにわ大阪食べものがたり

なにわ大阪食べものがたり

元料理人((法善寺横町 き川(七が三つの“き”です)、天神坂上野を経営。現引退。)にして、「浪速魚菜を守る会」発起人、NPO法人「浪速魚菜の会」料理顧問(現引退)の著者 上野修三さんが紹介する昔の大阪の風物詩や野菜、魚たち。
春夏秋冬季節ごとに紹介される食材は どれも美味しそうで、力にあふれたものばかり。
そして、また、古い美しい大阪弁で書かれていて、耳で聞いているよう。
この言葉を発音までふくめて、聞こえるように読めるしあわせ。


このごろでは「うわあ、やわらかい。噛まずにとろけそう」。阿呆なこと言いなはんな。生きる力がみなぎったものは軟(や)らこうない。その命をいただいて、わが命を守るんやさかい、食べることは戦いでっせ。