港町食堂

港町食堂

港町食堂

N木賞受賞でさらに多忙に、もっとワガママになった自称“品川イチの偏屈作家”を待ち受ける受難の数々。毒舌炸裂、阿鼻叫喚、トドメに感涙必至の紀行エッセイ。


このタイトルを見た瞬間、武田百合子さんのカラオケの十八番が八代亜紀の『女港町』だったということが頭をよぎり、読みたくなってしまった。
港町という言葉自体が好もしい。
旅人の感傷に自覚的でいたいという作者の目線も いい。