ちんぷんかん
- 作者: 畠中恵
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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前回と違って、今回は短編。
いつもの病弱な若旦那と妖たちの話ながら、人間のどうしようもなさ(業)、悲しさが描かれていたりして、読んでいて ぐっと来て泣きそうになってしまったり。
今回は、火事の煙を吸って若旦那が死にかけて三途の川を渡りかけたり、大妖皮衣と人間の血を引く、若旦那の母親の若い頃の恋物語があったり、桜の花びらの化身から命のはかなさが描かれていたり。
読んで損無し。