新源氏物語 (下)

新源氏物語(下) (新潮文庫)

新源氏物語(下) (新潮文庫)

この中に出て来る人の性格を言い表す表現で "なつかしい人柄"という言葉が 音の響きといい、今でも使いたくなる表現だなーと思った。
言葉通りの"なつかしい"という意味では無く、いろいろなニュアンスが感じられて。


読みながら思ったことに、平安貴族たちが顔も見たことの無い女の人に文をやって 文の交換から恋愛を始めるというやりかたが、インターネットでのメールのやりとりなどから始まる恋愛に ちょっと似ているなどと思った。