鳥爺さん

uomasa2006-06-15

自宅近くに大きな公園があり、よく散歩に行く。
今は公園の中にある池にカルガモの親子がおり、子ガモたちが ちょこちょこと親ガモの後をついて泳いでいるのを見るのが楽しみでもあり。
はじめは10羽いた子ガモたちが8羽になったのは、カラスに襲われたせいらしい。
このカルガモの親子は人気者で、池の周りは いつも人が集まっている。
そんないつも賑やかな池の周りにも、今日は雨のせいか午前中だったせいか誰もいない。
しばらく1人でカルガモ親子を見ていたら、ビニール袋を持った やや高齢の男性が やって来た。
はたして、爺さんは池のそばに立ち、ビニール袋から何か出して池に向かって投げはじめた。
子ガモたちは 我先に爺さんのそばに泳ぎ寄り水の中に顔を突っ込んで食べている。
微笑ましく見ていると、爺さんの足元15cmほど近くに雀たちが飛んで来て、爺さんを見上げるようにしている。
「おっさん、おっさん、ワシらにも何かくれー」
とでも言っているように、ちゅんちゅんと鳴きながら、他の雀たちも 爺さんのそばに寄って来た。
雀たちにも餌をやる爺さん。
よっぽど、鳥たちは爺さんに慣れているのだろう。
鳩と違って、用心深く、あまり人のすぐそばに寄って来ない雀が ぎりぎり近くまで寄って来ている。


この爺さんに限らず、鳥に餌をやっているのは 高齢の男性が多い。