ハイカラモダン

荷風の西洋への憧れが感じられる若かりし頃の作品。
『夢の女』などの日本の色町を描いた作品から荷風デビューしたので、江戸趣味の和の人かと思っていたけど、ハイカラでモダンな人だったのだと感じた。
そして、ひどい男でもあるけれど書く作品はすばらしい。
(若い頃のものよりも江戸趣味に走り出してからの作品や晩年のものの方が私は好きだが)