晴れ。東西落語名人選
一年以上ぶりに着物を着て、神戸文化ホールへ。
この間、小三治師匠の『ま・く・ら (講談社文庫)』を読んで、落語も聞いてみたいと思ったいたところで、はてなハイクのM氏に「こういうのがありますよ」と紹介していただき、渡りに船。
演目・出演者
替り目…桃月庵白酒
猿後家…月亭八方
新聞記事…桂歌丸
お玉牛…桂春団治
<中入>
お文さん…笑福亭松喬
厩火事…柳家小三治
一番初めに出て来た白酒*1という方、東京の落語家さんを ほとんど知らず、初めて知る。
おもしろかった。
また、聞いてみたいなと思う。
落語をする八方!?意外!?(TVでしか見たことがないので)
しかも、さらに意外なことに、ちゃんとした落語だった。(失礼な)
歌丸師匠、なんだか小さくて、ちんまりとした感じだけれど、声はよく通る張りのあるお声で、うっかり者の表情が かわいらしかった。
サゲは「天婦羅屋」。
以前、見た時にも、春団治師匠は お年のせいか声が聞こえずらいなぁと思っていたのだけれど、そこは以前とかわらず。
笑顔が何とも言えず、かわいらしい。
最初、このチケットを買った時に、東京の落語家さんは ほとんど知らないし、他の人の落語は もしかしたら合わないということがあるかもしれないけれど、松喬さんがいれば、その間だけは大丈夫だと思って購入したのでした。
ませた丁稚どんが なんとも、良かった。
この日のトリ、小三治師匠。
さすがに、他の出演者もいるような落語会では、本で読んでいたような長いまくらは無かったけれど、東京のめくり、上方のお茶子さんの話。
ゆったりとした間をとって話されるので、お年もお年だし、失礼ながら「次の言葉、忘れてしまって出て来ないのではっ!?」とドキドキしながら見ておりました。
当然のことながら、一回も そういうこともなく、初小三治師匠を堪能。
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【今日の着物】
ポリの生成地に、麻の葉柄の着物に、濃い小豆色(えんじ?)の無地の帯、深緑色の帯揚げ、辛子色の帯締めに、ボタンで作ってもらった帯留め。
夏の襦袢に、薄い黄色(クリーム色)の半襟。
足元は濃いグレイの足袋ックス、シルバーグレイ地に辛子色の鼻緒のウレタン草履。
*1:白酒と書いて、「はくしゅ」と読むのだそうです。