ロコス亭の奇妙な人々

ロコス亭の奇妙な人々 (海外文学セレクション)

ロコス亭の奇妙な人々 (海外文学セレクション)

「奇妙な味」系の元祖といわれているフェリペ・アルファウの連作短編(?)集。
日本で翻訳されている海外の小説って、圧倒的に英米のものが多いので、それらに比べると、スペイン人の名前がおぼえにくく(記憶力が衰えてきつつある四十路には)、「えっと、これ…誰やったっけ?」という感じで、混乱。
連作短編っぽく、同じ人物(同じ名前・同じ設定)で出て来るのに、少しずつ性格などが変わっていたりして、「え?これって、パラレルワールド?」と、これまた、混乱。
この混乱こそが、「奇妙な味」