晴れ。森崎書店の日々

京都 みなみ会館へ。
森崎書店の日々』を観に行く。
文庫本*1は鞄の中に入れて来たけれど、初めての路線では なるべく本は読まない。*2
i-podの音量も控えめに、車内アナウンスを聞き逃さないよう、窓の外の駅名を 少し緊張しながら見ている。
東寺駅についたら、すぐに みなみ会館へ行き、チケットを買う。
上映まで一時間近くあったので、外の喫茶店にでも行こうかと思ったけれど、寒いし、面倒になってしまってベンチに座って持って来た文庫本を読む。
隣に座った女性も、何か単行本を読んでいたし、やはり、観に来たお客さんたちは 本好きの人が多そうだ。
そして、みなみ会館は暖房が とても控えめなのか、館内寒いので行く人は厚着して、ストールかブランケット(貸してもらえるみたいですが)など持って行かれる方がいいかと。


同僚に振られて、会社も辞めた傷心の主人公が、おじさんのいとなむ神保町の古書店で、時々、店番をしたりしながら、本を読み、神保町や古本の世界に馴染み、少しずつ立ち直っていく日々を描いた作品。
それまで、ほとんど本を読まなかった主人公が、どんどん、読書にのめりこんでいくところを描いた一連のシーンが とても良かった。
神保町へ行きたい。神保町の古本まつりにも行きたい。




岡崎武志さんが出てたシーン(喫茶店で内藤さんと隣り合って喋っている)は わかったけど、ハルミンさんが出てたシーン(同じ喫茶店内のシーンらしいのですが)は どこかわからなかった…


おじさんと主人公の女の子が2人並んで座り、主人公が「どうして私に、そんなに親切にしてくれるの?」と尋ね、おじさんが「君は僕の恩人なんだよ。天使なんだ」と答えるシーンに 涙。


主人公を振る役の俳優さんが、北村一輝を小さく地味にしたような感じで、一回そう思ってしまうと、その人が出て来るシーンではシリアスなシーンでも「ちびじみ北村」という言葉が頭の中をまわってしまい今ひとつ集中出来ませんでした。



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映画の後、はてなハイクtwitterで仲良くなった Cちゃんと、JR京都駅で待ち合わせ、伊勢丹の上にある和食屋さんで 美味しいご飯とお酒を いただく。
Cちゃんは、ハイクやtwitterでのイメージ通り、女の子らしい可愛らしい人だった。
楽しく幸せな一日でした。


帰り、近鉄電車が人身事故で止まっていたため、JRに乗り大阪へ。

*1:ピーター・ラブゼイ『苦い林檎酒 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 91‐4))

*2:うっかり乗り過ごすこともあるので。