小袖日記

小袖日記 (文春文庫)

小袖日記 (文春文庫)

源氏物語の時代に、その作者の侍女と中身が入れ替わってしまった現代のOLが、物語のネタを探しながら、その時代に生きる女性の悩みや苦しみなどを知って…という話。
柴田よしきさんの小説は、女性として生きることのやりきれなさとか、そういうものを 胸元につきつけながら、エンターテイメントとして読んでいて楽しいという印象*1だけれど、今回も、グッときつつも、読後感は爽やか。

*1:探偵猫正太郎シリーズを読んでの印象