晴れ時々、うすぐもり

6時起床。夫の弁当を作る。



身支度をして、家を出、なんばパークスへ。
THIS IS IT』朝いちの回。
レディースデイのせいか、朝いちから 結構な人。
映画がはじまる前に マイコーリョウ*1マイケル・ジャクソンのDVDのCMが流れて、一瞬笑ってしまった。
このライブが実現していたら、ものすごいことになっていただろうと思う。
とにかく、すごいスケール。
これが、リハーサルだということが信じられないほどの歌とダンス。
ジャクソン5時代の曲が聴けたのが、うれしかった。
マイケルのためにも。(おこがましいけど…)
ただ、マイケルの顔を見ていると、整形しないでいてくれたら…と思わずにいられない。
いたましいような、かなしいような気持ちになる。
マイケルに憧れて、マイケルみたいになりたいと思っている人たち*2が大勢いるのに、それでも、マイケルはマイケルじゃない何かに、誰かに なりたかったのかと思うと。
ダンサーたちのオーディションのシーンで「マイケルの前で踊れるだけで興奮している」とか 始まる前から感極まって泣いている人も…
映画が終わった後、私は こんな風に会えただけで感動して涙が出て来るような人が誰かいるだろうかと考えた。
いない。誰も、いない。
好きな人(有名人)に会えば、緊張するかもしれないけれど、涙は出ないだろうと思う。
そして、なんだか、それは淋しいことのような気がする。


映画館を出ると、ちょうど、午飯時だったので、CoCo壱番屋イカカレー(好物)を食べる。
鼻水と汗が すごい。
ジュンク堂で、『深夜食堂の勝手口 (ビッグコミックススペシャル)』、『手ほどき七緒 2009.11―特別編集・完全保存版 安く賢くひと揃え5万円で着物入門 (プレジデントムック 七緒別冊)』を立ち読み。
新刊の単行本で、石田千さんの『平日』が出ているのを見つける。
文庫にならないかなーと思う。
単行本は持ち歩けないから。
結局、萩原朔太郎の『猫町 他十七篇 (岩波文庫)』と 林芙美子紀行集『林芙美子紀行集 下駄で歩いた巴里 (岩波文庫)』を買う。
以前から 両方とも欲しいと思っていたので。
その後、ミスタードーナツで ハニーなんとかという ふわっふわのドーナツ(名前失念)とカフェオレで休憩。
図書館で借りている『百鬼園日記帖―内田百けん集成〈20〉 (ちくま文庫)』を読みながら。
カフェオレを おかわりして帰宅。
買った本も、読んでいる本も、昔のものばかりだ。故人が書いたものばかり。
帰りの電車の中で、リクルートスーツを着た若者の集団と乗り合わせる。
中には金髪や 極太アイラインの子たちもいる。
一体、どこに就職するのだろう…?

*1:ものまねプロデュース・まねぷろ『マイコー』の紹介 http://olb.jp/monomane/maicoh.htm

*2:マイコーリョウ含む。