ピザとフライドチキンをとり、ワインを飲みながら、『ダーウィン・アワード』を観る。
もっと、ばかばかしくてテンポがよくて笑える感じかと思ってたけど、思ったよりも、もたもたしていて、残念。


ダーウィン・アワード [DVD]

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もっともバカバカしい死に方をした人に贈られる賞があること、アナタは知っていましたか!? ウェブサイトで実際に行われているブラックな賞なのだが、この映画はそんなダーウィン賞絡みの物語。
血が苦手で警察をクビになったプロファイラーのマイケルが、保険会社に入ろうとしてとんでもないことを提案。実はダーウィン賞候補となる人は遺伝子が関係しているという仮説を立て、その遺伝子がある人はおバカなことをして死にがちだから保険金の対象外にすればいい……というのだ。そこでアメリカ中のダーウィン賞候補者を探すハメになるというもの。
 目のつけどころはとても面白いコメディだけど、何かちょいとしっくりとはこない。それは誰もが“面白い死に方”という不謹慎な笑いを期待しているのに、話はそっちのダーウィン賞の方に向かうのではなく、あくまでも主人公マイケルと彼とともに行動する保険調査員(なつかしや、ウィノナ・ライダー!)の人間ドラマが中心になっていくから。だから弾けた“笑い”を期待せずに観ていれば、それなりには楽しめるはずだ。(横森文)