1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)

僕たちの終章はピンボールで始まった
雨の匂い、古いスタン・ゲッツ、そしてピンボール……。青春の彷徨は、いま、終わりの時を迎える
さようなら、3(スリー)フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との<僕>の日々。女の温もりに沈む<鼠>の渇き。やがて来る1つの季節の終りデビュー作『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く3部作のうち、大いなる予感に満ちた第2弾。


おはなし おはなし

おはなし おはなし

人は「おはなし」なしには生きていけない。多くの悩める現代人に向き合ってきた著者が心と心をつなぐ「おはなし」の大切さをやさしく語るエッセイ集。