園芸家12ヵ月

園芸家12カ月 (中公文庫)

園芸家12カ月 (中公文庫)

チェコの生んだ最も著名な作家カレル・チャペックは、こよなく園芸を愛した。彼は、人びとの心まで耕して、緑の木々を茂らせ、花々を咲かせる。その絶妙のユーモアは、園芸に興味のない人を園芸マニアにおちいらせ、園芸マニアをますます重症にしてしまう。無類に愉快な本。


チェコの劇作家カレル・チャペックによる園芸家の一年を 一月から十二月まで、ユーモアたっぷりに描かれている。
カレルの兄ヨゼフ・チャペックの挿し絵も かわいい。
園芸家になれば、一年を通して決して退屈するということは無いのだ。
その心配、やきもき、心労、そして、欲望。
つきることは無いのだから。
園芸をする人は共感し、園芸をしない人は羨望する。*1

*1:私は園芸をしない人です。何でも枯らす茶色の指なので。