ウィリアム・ブレイクのバット

ウィリアム・ブレイクのバット

ウィリアム・ブレイクのバット

それは打撃音とともに旅をもたらす魔法の杖。野球の深層にある秩序と美しさを語る「ball,bat & art」ほか、「glad day」「kafka’s drive」など、身体感覚の詩学


詩人、平出隆氏のエッセイ集。
やはり、詩人だけあってことばが 読んだ後の余韻となって残るような感じ。
思わず、付箋を貼りたくなるページが あちこちに。
40代にして車の免許をとる、絶対的初心者、相撲の話、草野球、架空の国の切手を描く若くして亡くなった芸術家の足跡をたどる旅、どの話も魅力的。
そして、装丁が すばらしい。
眺めてなでているだけでも満足感がわいてくる。