恐竜と生きた男

恐竜と生きた男

恐竜と生きた男

未来人サム・マグルーダーは、時間理論の実験中の事故により、白亜紀の時代にたった一人で放り出される。偶然の事故なので、誰かが救出に来ることなどあり得ない。しかも時代は8000万年前の白亜紀、はるか未来にならなければ人類も誕生しないのだ。こうしてサムは、絶対の孤独の中で、ただ一人で生きていかなくてはならなくなる。肉食恐竜のうようよする世界で―。アーサー・C・クラーク絶賛の“白亜紀ロビンソン・クルーソー”物語。
たった一人っきりで白亜紀を生きた男の物語…という文句に てっきり、サバイバルものかと思って読み始めたが、サバイバルの部分は少なかった。
ラスト近くにある小さなネズミのような哺乳類を捕まえて、それが人類やその他の哺乳類の祖先だとわかり、遺伝子を操作して進化を加速させようとする誘惑に打ち勝ち放してやるシーンは 感動的。