半七捕物帳 1〜3

半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈1〉 (光文社時代小説文庫)



半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈2〉 (光文社時代小説文庫)



半七捕物帳〈3〉 (光文社時代小説文庫)

半七捕物帳〈3〉 (光文社時代小説文庫)

捕物小説の元祖ともいうべき、岡本綺堂の半七捕物帳。
江戸から明治にかけて生きた老人(半七)が、明治の青年に江戸の時代の話を語って聞かせるというこのパターン、どこかで読んだような…と考えていたら京極夏彦氏の『巷説百物語』の"続"か"後"だったと思い当たった。
後の世の作家たちにも多大な影響を与えて来た人なのだな。
でも、知らなかった。
知らなくて損したような気分。
半七シリーズは全部で6巻しか無いのが寂しい。
鬼平シリーズなど、多すぎて読み始める勇気が出ないと思っていたくせに。
勝手なもんだ。
半七の江戸の世界、江戸弁などが とてもいきいきとして、読んでいて気持ちがいい。