ある日の夢

ベランダで洗濯物を見ている知らない男がいる。
男は痩せて、小柄で黒いボディースーツ(もじもじくんのような)を着ている。
怖いと思いながら、男の様子を見ていると、気がつくと男が家の中に入って来ている。
隣に寝ている夫を呼ぼうとするが、恐怖で声が出ない。


夫の名前を心の中で必死に呼んだ時、現実の夫が私の指を赤ん坊がするみたいに指で握ったので、目が覚めた。
目が覚めても夢の余韻というのは残っていて、怖い夢だとドキドキしたりするものだけど、この日は安心感の方が強かった。
後で、起きた夫に「夢の中では声が出てないと思ってたけど、呼んでたの聞こえた?」と聞いてみたが、夫は「そんなん聞こえなかった」。
夫も寝ていて、無意識に指を握ったらしい。