ねこのばば

ねこのばば しゃばけシリーズ 3

ねこのばば しゃばけシリーズ 3

畠中恵さんの病弱若旦那シリーズ。
読み始めたら やめられないとまらない。
2時半まで かかって一気に読んでしまった。
『産土』の章で、若旦那のお守り役で妖の犬神の佐助の過去が語られる。
ぞわぞわーっとして そして、物悲しい気持ちになっていたらラストでどんでん返し。
今回は 人間の悲しさ、怖さ、弱さ、やるせなさ、そういったものが強く感じられた。
といっても、若旦那シリーズのこと、そんな気持ちも感じさせながらも 妖たちと若旦那との掛け合いなどに、にんまりと楽しい気持ちにさせられるのだ。