してやられたり

"現実"や"生活"などに、打ちのめされる感じは共感出来るところもある。
私自身も主婦のくせに、"保険"や"年金"、"冠婚葬祭"、"お金のやりくり"などに関して あまり知らない。
知らないというよりも、それらは私にとって"出来れば一生かかわらずに生きていきたいもの"たちである。
ずっと逃げ続けて生きていけたら…と思っていたけど、歳をとり、結婚してしまったりした私には逃げていられないもの、となってしまった。
今でも、同い年や年下の人たちが立派に"生活"をしているのを見ると打ちのめされたりしている。
きっと、そういう人たちから見ると私の"生活"などは"おままごと"にしか見えないだろう。
おずおずと、質問して「え?そんなことも知らないの?」「もしかして、初めて?」などという表情(たまに直接言われるが)をされることも しばしば。


閑話休題
私のことはさておき。
この本は、"現実"に疎い著者が モデルルーム見学、合コン、子供と遊ぶなどの"現実的"なことを体験するエッセイなのだが…
ラストは「しまった!してやられた!」。
さすが、一筋縄ではいかない感あり。